先日、いつもお世話になっているJazzシンガーの方の叔父様が
結婚が決まったから、お披露目の簡単なパーティーをしてもらえないかと相談を受けました。新郎64歳。新婦54歳。
実はお二人ともが、数年前に連れ合いを亡くされ、ずっと落ち込んでいたけれど、
趣味を通じて出会い、ときめいて、電撃スピードでの結婚とのことでした。
最初、「恥ずかしいから、ちょっとした飲み会みたいに。姪のJazzライブメインでのパーティーで」とのご希望。
承知致しました、ということでお打合せをさせて頂きましたが・・・・
お二人のお話を聞かせていただくほど、私には本当にあったかくて
楽しくて、ワイワイ、幸せいっぱいなウェディングが見えてきました。
これまでの人生で沢山悲しいことも大変だったことも
あるけれど、残りの人生楽しく、ふたりで支えあっていけたらいいね、そんな
気負わないお二人に感動をしてしまったんです。
そんな特別なことを演出する必要はありません。
素直な、お二人の人柄を表す心のままの率直な愛の言葉。
普段、20代30代の方との打ち合わせが多いので、「誓いの言葉」といっても
なかなか 心からの重みのある言葉にすることは、人生経験のまだまだ浅い
私やそういったカップルでは生み出せないもの。
お二人から頂いたこの誓いの言葉は、お二人を少し知っている、
二人のラブストーリーを聞かせて頂いた私には心が震えるほどの
本物の言葉でした。
JAZZライブも盛り上がり、いよいよパーティーの終盤。
新郎新婦も列席者も常に笑顔で笑いの絶えないパーティーでしたが
最後に人前式を持っていきました。
この言葉を交わし、お互い健康に気を付けようね、と
指輪の交換では無く、磁気ネックレスの交換(笑)
新郎さまのあいさつの言葉には、思わず涙が出てしまいました。
愛とは、色々なタイミング、人生のどんな時にでも訪れる可能性のある
そして、素敵なものだと妙に実感した1日でした。
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